iPhone用の画面録画アプリ

ほとんどの場合、わざわざインストールする必要はありません。iPhone 5s以降のすべての機種には、iOSに画面録画機能が標準で搭載されています。無料、時間無制限、透かしなし、アカウント不要です。このページでは、その機能でできること、できないこと、そしてサードパーティ製アプリが本当に役立つ限られたケースを解説します。

結論

  • iOS標準の画面収録は無料で、時間制限もなく、透かしも入りません。ほとんどの人にとっては、これで十分です。
  • 画面をアプリの音声付きで録画でき、マイクをオンにすれば自分の声も録音できます。
  • 同時に顔を撮影すること、範囲を指定して録画すること、トリミング以外の編集はできません。
  • 本格的に編集する予定なら、MacのQuickTimeでiPhoneを録画したほうがきれいなファイルが得られます。

01 標準機能

iPhoneに最初から入っている録画機能

2017年にiOS 11で登場して以来、ほとんど変わっていません。この場合は褒め言葉です。役割は1つだけで、何も要求してきません。

コントロールセンターにある二重丸のボタンがそれですが、表示されるのは「設定」›「コントロールセンター」で追加したあとだけです。この1ステップが抜けているせいで、非常に多くの人がアプリを探しに行きます。機能は最初からあったのに、画面に出ていなかっただけなのです。

追加すれば、画面全体をディスプレイ本来の解像度で録画し、iPhoneで再生中の音声も録音できます。開始前にボタンを長押しすれば、マイクで自分の声を録音することもできます。.mp4ファイルは「写真」アプリに直接保存されます。書き出しの手順も、アップロードも、サインインも不要で、ストレージの空き容量以外に長さの制限はありません。

主な仕様

価格 ずっと無料
透かし なし
時間制限 なし(ストレージの空き容量まで)
解像度 ディスプレイ本来の解像度
アプリの音声 自動で録音
自分の声 録音可能(先にマイクをオンにした場合)
フェイスカム 不可
編集 トリミングのみ(「写真」アプリ)
出力 MP4(「写真」アプリに保存)
オフライン動作 対応

02 サードパーティ製アプリ

App Storeの録画アプリで何が増えるのか

ここは疑ってかかるべきところです。iOSはすべてのアプリに同じ録画の仕組みを提供しているため、App Storeのどの録画アプリも、標準の画面収録より多くを画面から取り込むことはできません。各アプリが競っているのは、録画そのもの以外の部分です。

iOSでは、アプリが独自の方法でバックグラウンドで画面を録画することはできません。サードパーティ製の録画アプリも、標準の画面収録と同じシステムの画面配信(ブロードキャスト)の仕組みを使い、同じコントロールセンターのボタンから開始します。つまり、高画質、長時間録画、保護された動画の録画といった宣伝文句は、よく言ってもマーケティングにすぎません。Netflixを録画できるとうたうアプリがあっても、実際には録画できません。

アプリが本当に付け加えられるのは、編集と仕上げです。タイムライン上でのトリミングやカット、字幕、ズームやハイライトの効果、映像に重ねるフェイスカム、BGM、TikTokやYouTube向けの書き出しプリセットなどです。必要なのがより良い録画ではなく、より良い動画なら、アプリが役に立ちます。

フェイスカム・リアクションアプリ

録画済みの映像に、自分の顔と声を重ねます。録画の時点でiOSには本当にできない、唯一のことです。

録画機能付きの編集アプリ

タイムライン上でトリミング、字幕、ズーム、BGMの追加ができます。本来ならパソコンにファイルを移して編集するような場合に便利です。

ショート動画向け書き出しツール

16:9の画面録画を、TikTok、Reels、Shortsに合わせたプリセットで9:16にリフレームします。

ライブ配信・ブロードキャストツール

画面をTwitchやYouTubeにライブ配信できます。標準の画面収録はファイルを保存するだけで、配信はできません。

App Storeの説明文で注意すべきポイント

  • Netflix、Disney+など、DRMで保護された動画を録画できるとうたっている。iOSでは不可能で、録画しても真っ黒になります。
  • 画面より高い解像度で録画できるとうたっている。ディスプレイにある以上のピクセルを録画することはできません。
  • 「無料」なのに、最初の書き出し前にサブスクリプションへの登録を求められ、支払うまで透かしが入る。
  • 連絡先、位置情報、使いもしない写真ライブラリへの書き込みなど、録画と関係のない権限を求めてくる。
  • プライバシーポリシーがない、または録画を処理のためにサーバーにアップロードすると書かれている。

03 よりきれいなファイル

MacやPCからiPhoneの画面を録画する

録画した映像を編集に使うなら、知っておく価値のある方法です。しかも無料です。

iPhoneをケーブルでMacに接続し、QuickTime Playerを開きます。「ファイル」›「新規ムービー収録」を選び、録画ボタンの横にある小さな矢印をクリックして、カメラとマイクの両方にiPhoneを選択します。ウィンドウにiPhoneの画面が表示されたら、録画ボタンを押します。

iPhone本体で録画するより優れている点は2つあります。動画に赤いステータスバーや録画中の表示が入らないこと、そしてファイルがフル画質のままMacに直接書き込まれるため、転送の手間もメッセージアプリによる圧縮もないことです。その代わり、机の前から離れられません。

Windowsには、これに相当する機能がOSに標準で備わっていません。一般的な回避策はAirPlayレシーバーソフトですが、遅延や画質の低下が生じるため、iPhoneで録画してあとからファイルを転送するほうが、たいていは良い方法です。

04 比較

標準の画面収録、App Storeアプリ、MacのQuickTime

iOS標準の画面収録App Storeの録画アプリMacのQuickTime
費用 無料 無料〜年額約40ドル 無料
透かし なし 支払うまで入ることが多い なし
準備 「設定」で1か所オンにするだけ インストールとサインイン ケーブルとMac
動画に入る録画中の表示 赤いステータスバー 赤いステータスバー なし
録画中のフェイスカム 不可 あとから追加 不可
編集 トリミングのみ タイムライン、字幕、エフェクト トリミングのみ
DRM動画の録画 不可 不可 不可
パソコンなしで使える 使える 使える 使えない

DRMの行がすべて「不可」なのは、同じ理由からです。この制限はiOS自体が、どのアプリや録画ツールよりも下のレベルで強制しています。

コンパニオンアプリ · iOS

アプリが必要になるのは、フェイスカムを入れたいとき

このページで紹介した中で、iOSにはできずアプリならできることは1つだけです。それは、動画に自分を映すこと。Reaction Camはその1つの役割に特化しています。いつもどおり標準の画面収録で画面を録画し、次にReaction Camを開いてそのクリップを選び、その上に自分の顔と声をワンテイクで重ねて撮影します。

  • カメラロールにある動画の上に、自分の顔と声を重ねて撮影
  • リアクション、ゲーム実況、開封動画、チュートリアル向け
  • TikTok、YouTube Shorts、Instagramへ直接書き出し
  • ダウンロード無料 — 画面録画アプリではなく、自分の顔を撮るフェイスカムアプリです
Reaction Camを入手 無料 · iOS 16.6以降

07 よくある質問

iPhone用画面録画アプリの選び方

インストールする前に知っておきたいこと。

iPhoneでおすすめの画面録画アプリは?

ほぼすべての人にとって、iOSに標準搭載されている画面収録がベストです。無料で、透かしも時間制限もなく、画面のフル解像度で録画できます。App Storeの録画アプリはどれも同じiOSの録画の仕組みを使っているため、標準機能より良い録画はできません。できるのは、録画後の編集を充実させることだけです。

iPhoneの画面録画にアプリは必要ですか?

いいえ。「設定」›「コントロールセンター」で「画面収録」をコントロールセンターに追加すれば、それで完了です。アプリが役に立つのは、編集、字幕、フェイスカム、ライブ配信が必要な場合だけで、どれも録画そのものとは関係ありません。

透かしなしで使える、無料のiPhone画面録画アプリはありますか?

はい。すでにiPhoneに入っている標準機能です。透かしが入ったことは一度もなく、有料プランもありません。App Storeの録画アプリには、無料をうたいながら、サブスクリプションに登録するまで書き出した動画に透かしを入れるものが多いので、インストール前に確認しておきましょう。

iPhoneの画面を録画できるアプリは?

iOSのブロードキャスト拡張機能を使うアプリなら、どれでも録画できます。どれも同じコントロールセンターのボタンから開始し、ボタンを長押しして、標準の録画の代わりにそのアプリを選びます。仕組みはこれだけなので、どのアプリでも録画の品質は同じです。

NetflixやDisney+を録画できるiPhoneアプリはありますか?

ありません。これらのアプリはDRMを使い、自社の映像をあらゆるキャプチャから除外するようiOSに指示しています。これはどのアプリも手の届かないレベルで行われます。録画できるとうたうアプリは、間違っているか嘘をついているかのどちらかです。また、配信されている映画を録画することは、ほとんどの国で著作権侵害にあたります。

標準機能より高画質でiPhoneの画面を録画できるアプリはありますか?

ありません。録画はディスプレイ本来の解像度で行われ、画面にある以上のピクセルをソフトウェアが作り出すことはできません。容量を節約するために画質を落として書き出せるアプリはありますが、より高画質に録画することはできません。

画面録画アプリは、録画した動画をアップロードしますか?

アップロードするものもあります。特に、クラウド編集や共有の機能があるアプリです。機密性の高いものを録画する前に、プライバシーポリシーを読んでおきましょう。標準の画面収録は何もアップロードしません。ファイルは端末内の「写真」アプリに直接保存されます。

iPhoneの画面を自分の顔と一緒に録画できますか?

同時にはできません。iOSで録画できるのは画面かカメラのどちらかで、両方同時には録画できません。一般的な流れは、まず標準の画面収録で画面を録画し、次にフェイスカムアプリでその映像に重ねて自分を撮影する方法です。

iPhoneの画面を音声付きで録画するには?

アプリの音声は、音量が上がっていれば自動的に録音されます。自分の声を入れたい場合は、コントロールセンターの録画ボタンを長押しし、「マイク」をオンにしてから「収録を開始」をタップしてください。

Safariで使えるiPhone用の画面録画ツールはありますか?

ありません。AppleはiOSのWebページに画面キャプチャ機能を開放しておらず、iPhoneのブラウザはすべてAppleのエンジンを使う必要があるため、どのブラウザでも使えません。当サイトを含め、ブラウザ型の録画ツールはパソコン専用です。

WindowsパソコンでiPhoneの画面を録画できますか?

標準機能ではできません。WindowsにはQuickTimeのデバイス録画に相当する機能がないため、選択肢は、画質が落ちて遅延も生じるAirPlayレシーバーソフトを使うか、iPhoneで録画してあとからファイルを転送するかのどちらかです。たいていは後者のほうが良い結果になります。

iPhoneの画面録画は何分までできますか?

ストレージの空きがある限り録画できます。標準の時間制限はありません。1分あたりおよそ40〜70MBを見込んでおくと、1時間録画するには開始前に数GBの空きが必要です。

iPhoneの画面を録画するのに脱獄(ジェイルブレイク)は必要ですか?

いいえ。2017年以降、その必要はありません。画面録画はiOS 11から標準機能になっています。そのために脱獄が必要だと書いているガイドはそれより前のもので、無視してかまいません。

画面録画できるiPhoneはどの機種ですか?

iPhone 5s以降のすべての機種です。どれもiOS 11以降を搭載できるからです。iPhone 5と5cはできず、画面を録画する標準の方法もありません。